itosui: 2007年12月アーカイブ

今や、空前のペットブームと言われています。
今まで一度も、何のペットも飼ったことがない、と言う人が珍しいくらいです。
ペットと一口に言っても様々で、インコなどの鳥、ハムスターやウサギなどの小動物、
カメやイグアナなどの爬虫類、金魚や熱帯魚などの魚類、種類も、そのペットにかかるお金も
実に多種多様です。
そんな中でも、やはりいつの時代でも人気が不動のペットは、犬と猫ですね。
犬派と猫派、などと言ったりしますが、犬が大好きな人と、猫が大好きな人は、真っ二つに別れてしまうことが
多いです。
犬が好きな人は、あの人懐っこさが良いと言い、猫が好きな人は、あの気ままさ、わがままさが良いと言いますね。
最近では小型犬の人気が高くて、マンションなどでも飼えるところが多くなってきました。
マンションなどではペットは飼えない、というのは昔の常識でしたが、今はマンションに住む人も多くなってきて、やはり
ペット可のマンションのほうが入居率も高いようです。
今後もマンションなどの数は増えてくると思うので、マンションでも犬などのペットと一緒に住むというのが
自然な世の中になってくるかもしれません。
かつては広い庭で大きな犬が走り回っているというのが、犬がいる家庭の風景でしたが、今はペットといる生活も
多様化してきたということでしょう。

ペットの中でも、やはり一番人気の犬。
ペットショップに行ってみると、たくさんの子犬たちが飼い主を待っていますね。
最近はどんな犬がペットとして飼われているんでしょう。
マンション住まいの人が多いので、小型犬が多く見られるようになってきたような気がします。
テレビCMで人気が出たロングコートチワワも変わらない人気があると思います。
柴犬の人気も長いですよね。
一時はあまり見られなくなっていたスピッツも、ここのところのペットブームで復活してきたようです。
あと小型犬としては、トイプードル、ミニチュアダックスフンド、ヨークシャーテリア、フレンチブルドッグ、
シーズー、マルチーズ、ポメラニアンなんかが可愛いですね。
少し大型の犬になりますと、ペットというよりも番犬という感じになりますが、やはり庭のある家に住んでいる人は
大型犬を飼うというのが一種のステータスかもしれません。
大型犬で人気のあるのはゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、コリー、シベリアンハスキー、
あまり大型犬になるとペットという感じから遠くなってきますが、秋田犬やダルメシアン、セントバーナードなども
割と見かけることが多い犬種ですね。

ペットを家に迎える前に注意しなければならないことがたくさんあります。
ペットは言え、やはり1つの命のあるものを家族として迎えるわけですから、慎重にしなければなりません。
最近は、無責任な飼い主のことがニュースになることも多いので、そういう飼い主にならないようにしましょう。
まず、犬を飼うことはお金がかかります。
食餌は回数は少なくても、大型犬の場合は、量も多くて費用がかさむと思います、
その他にも犬の予防接種や病気の時の治療費などもあります。
また泊りがけの旅行や外出などは出来なくなります。
どうしても行かなくてはならないときは、犬を誰かに預けるか、一緒に連れて行くか、ペットホテルに預けるかと
いうことになりますが、ペットホテルを利用するには、また費用がかかります。
一番、ペットを手放す理由として多いのは、引越しだということです。
まず、引越しして犬が飼えないような家に行く予定がある場合は、飼わないでおくほうがいいでしょう。
どうしても引越ししなければいけないときは、全力で新しい飼い主を探してあげることが、大切だと思います。
ペットショップで見かけて可愛かったから、ブームになっているから、寂しいから、という理由だけで
安易に犬を飼うことだけはやめなくてはいけませんね。

いざ、ペットに犬を飼うことにしたときに、ペットショップなどに行って子犬を選ぶ時に、いくつか押さえておかなくては
いけないポイントがあります。
まずは買いたい犬種を決めておき、その犬の特徴を徹底的に知っておきましょう。
ペットショップで見て可愛いからと衝動買いしてしまった子犬が、実は超大型犬で、手に余ってしまい手放してしまう、
という話も結構聞きますので、そういう無責任なことにならないようにしたいものです。
また中心になって世話をする人が誰になるのかも決めておかないといけないと思います。
オスを飼いたいのか、メスを飼いたいのかも重要ですね。
室内で飼うのか、屋外で飼うのかも重要なポイントです。
長毛なのか短毛なのかの違いも、抜け毛の多さ、お手入れ費用の違いに差が出てきてしまいます。
さて、実際にペットショップに行くと、たくさんの子犬たちがいて、目移りしてしまいますが、冷静になって
自分の目で、その犬の気性や元気かどうかを確かめたいですね。
また、そのペットショップが適正な価格でペットを販売しているかどうかも見極めましょう。
可愛いペットを選ぶのにクリアーしなければならない点は多いですが、何年もともに生活する
家族を選ぶのですから、慎重になりすぎることはないでしょう。

可愛い子犬をペットとして家族の一員に迎える前に、用意しておかなくてはいけないペット用品にはどのような
物があるでしょうか。
今は、ペット用品が充実していて、犬のためのものも至れりつくせりですね。
まず絶対に必要なのはペットフードです。
最近はいろいろな種類の物がありますね。
それにそのペットフードを入れる食器、水を入れる容器も必要です。
犬の年齢別になっていたりもするので、その犬に合ったものを選んであげたいです。
屋外で飼う犬は犬小屋、室内ではケージかサークル、また首輪や鎖、小型犬の外出用にキャリングケースなんかが
あると便利ですね。
また犬用のトイレ用品、散歩に出かけたときの排泄物を処理する袋など、それにおもちゃやおやつ、長毛の犬だと
毛の手入れをするブラシや犬用のシャンプーも必要になってきます。
短毛の小型犬は寒がりの場合が多いので、服なんかを着せてあげるといいかもしれません。
ペットショップに行くと、人間も顔負けのおしゃれなペットウェアーが売っていたりして、目を引きますね。
確かに費用はかかってしまいますが、新しい家族のために、いろいろと選んであげる作業はとても
楽しいでしょうね。

最近はペット飼育可のマンションなども多く見られるようになりましたが、それとは別にペット共生住宅という言葉も
時々、聞かれるようになりました。
ペット共生住宅というのは、ただペットと一緒に住める住宅と言うだけではなく、ペットと人間が共に快適に住めるための
設備などを工夫した住宅のことです。
ペット飼育可のマンションでは、住居者全体が犬などのペットが好きというわけではないので、不愉快な思いをしたり、
気兼ねをしたりすることもありますが、ペット共生住宅は入居者全員がペット好きなので、ストレスなく住むことが出来ます。
犬と暮らしていると、粗相や抜け毛や爪などで、家の中が傷んだり臭ったりするので、傷み難い材質を選んだり、
掃除しやすい環境にすることが大切です。
床なども、つるつるした床では犬の足では滑りやすく、負担がかかって脱臼したりするので、滑り難いクッションフロアなどに
すると良いでしょう。
また犬がコンセントや電気コードをかじって感電したりしないようにすることも大事です。
園芸をする場合は犬がかじったりして中毒を起こす植物などは避けたいですね。
また、いくら近所がペット好きの人ばかりと言っても、犬の無駄吠え、フンの放置などはしないように、マナーを守って
ペットとの快適な暮らしを守っていきたいものです。

今、ペットショップに行ってみると、様々なペットフードがありますね。
もう猫は鰹節ご飯、犬は残飯、なんていう時代ではありません。
ペットといえども、家族と同じように「餌」ではなく「食事」という感覚で、栄養のバランスを考えて、美味しく食べてもらいたいです。
自分でペットの食事を作ることもできますが、コストも時間もかかってしまうので、やはりペットフードの助けを借りたほうが
良いかもしれませんね。
犬用のペットフードもドライタイプ、缶詰、レトルト、フリーズドライ、また冷凍とその形態も様々ですが、子犬用、シニア犬用という
風に、犬の年齢によって分けていたり、大きさによって分かれていたり、また犬の肥満解消のためにダイエットタイプまで
あります。
また栄養の補助やストレス解消や歯を丈夫にしたりするおやつなども、いろいろな種類があります。
昔からある骨の形になった犬用チューインガムは、犬に好まれるおやつの1つだと思いますが、今はクッキータイプや
ビーフジャーキータイプなど見た目にも美味しそうな物が多くなってきました。
飼っている犬の大きさ、年齢、体形などを考慮して、また原材料は何を使っているかをよく確かめて、栄養バランスの良い
ペットフードを食べてもらって長生きして欲しいですね。

ペットと共生の時代に相応しく、最近はペットと一緒に入れるカフェやレストランなども多くなっています。
ペットが家族だと考えている人にとっては、ありがたい話ですね。
犬などのための専門のメニューがあるところもありますが、人間用のメニューのお店なんですが、ペットもいっしょに
入れる、というお店もありますね。
そんなペットカフェでも、やはりマナーは守らなくてはいけません。
リードもつけないで放したままにしておいたり、人が食べてる間、欲しがって吠えてしまうようなことのないように、
また他の人の食べている物を食べてしまうことのないように、また抜け毛が飛び散ってしまわないように、ブラッシングも
しておき、トイレも済ましておかないといけません。
ペット入店可の1つのお店をあげてみたいと思います。
東京にある鉄板焼き「萬栖」(ばんせい)。
飼い主と一緒に犬も食事が出来るように、犬用のメニューも用意されているようです。
家族の一員である犬とともに、ゆったりと食事が出来るなんて、嬉しいサービスですね。
それでも、犬を連れてくる人だけのお店ではないので、メニューが出てくるまで、静かに大人しく待っていられるように
犬のしつけは、しっかりとしておかないといけないですね。

旅行や出張など、様々理由で、一時的にペットの世話が出来なくなったとき、ペットホテルの存在がとても大きいです。
昔はペットを飼っていて旅行に行きたいと思っても、諦めるか、誰かに預けるかという選択しかありませんでしたが、
今はペットホテルというのがあるので、ありがたいですね。
快適な空間で、運動もさせてもらえたり、トリミングもついていたりして、犬たちは家にいるときと同じように
快適な時間を過ごせるように工夫されています。
旅行に行くときに便利なように、空港近くにあるペットホテルもあります。
そんなペットホテルの1つ、関西空港内のペットホテル「プロムナード」は空港内にあるので、出発時間近くまで
犬と一緒に過ごすことができ、また帰ってきたときに、すぐに顔を見ることが出来ます。
また携帯テレビカメラで、自分の犬の様子を旅行先から見ることも出来ます。
料金は小型犬5250円から、超大型犬10500円までです。
シャンプーやカットはオプションで別料金になっています。
犬たちの部屋もケージではなく、広々とした部屋になっているので、窮屈な思いもさせずに良さそうですし、運動も
広々とした運動場で、十分にさせてもらえるようです。

ペットブームの昨今ですが、ベビーシッターならぬ、ペットシッターという職業が確立されつつあるようです。
特に欧米なんかでは、かなり広がっている仕事のようです。
ペットシッターの仕事は、犬や猫などのペットを、何らかの事情で世話できなくなったときに、飼い主に代わって
ペットのストレスにならないように、家に出向いて世話をすることです。
ペットシッターがしてくれる仕事自体は、ペットホテルとそれほど変わらないのですが、環境の違いに敏感な
犬や猫たちには、住み慣れた環境で世話をしてもらうことは、ストレスが少なくなります。
料金もペットホテルに比べると、比較的安価になることが多いようです。
ちなみに料金はいろいろですが、大体、小型犬で、1回2500円前後というところが多いように思います。
ペットシッターは、いつも小型犬の世話ばかりというわけではなく、場合によっては大型犬を一度に何匹も
世話をいなければならなくなることもあるので、犬などの生態の知識のほかに、体力も必要なように思います。
ペットシッターとして仕事をするには、動物取扱責任者となって、登録する必要があります。
体力がいる必要ですが、細やかさも大切なので、女性向の仕事といえるかもしれません。

ペットが病気や怪我のとき、病院で診療してもらったとき、かつては健康保険はききませんでした。
何度か通院しなければならなくなったとき、その治療費というの案外高いので、保険があればいいのにと
思った人は多いことでしょう。
それが今では、ペットのための健康保険がある時代となりました。
飼い主にとっても、ペットにとってもありがたいことではないでしょうか。
例えば「I pet club」の「うちの子健保」は加入対象は犬、猫、うさぎ、鳥、フェレットで、自己申告と書類審査で加入できます。
申し込み時のペットの年齢は制限なしですが、犬の場合は一年以内にワクチンを接種していることが条件です。
狂犬病を除くすべての病気、怪我に対して最大65%の治療費が保障されます。
掛け金の一例をあげてみると、保障率65%の「お得プラン」の場合、体重12キロ未満の小型犬・フェレットで、
加入年齢1歳の場合、3050円、体重20キロ以上の大型犬で3180円ほどです。
犬などは怪我をすることが案外多く、また今は病気も様々なものがあります。
ペットを動物とは考えないで、家族だと思っている人にとっては、このペットの健康保険は、必須のものかもしれません。

ペットのシャンプーというのは結構大変な作業です。
洗う必要のないペットもいますが、犬は一番、シャンプーが必要なペットかもしれません。
小型犬でも、なかなかじっとしてくれない時は大変なのに、大型犬になると、本当に重労働になります。
そうは言っても、ノミの発生とかがありますので、やはり洗わないわけにはいかず、ペット美容室に頻繁に行くのは
費用がかかりすぎます。
そんな時に、まるで車の洗車機にそっくりのペット用のコインシャワーシステム「ドッグウォッシュ」というものが
あります。
まだ設置しているところが少ないと思いますが、飼い主がペットを洗うシステムなので、ペットにはストレスがかからない
ようになっています。
このドッグウォッシュは、どちらかというと大型犬向きのような気がします。
ここのところのペットブームで、これから普及していくのでしょうか。
また自宅で洗ってあげたい場合、犬が暴れないように固定してくれる「パヒィバス」という犬専用のバスも
ペットショップなどで売られているようです。
これは、どちらかと言えば、小型犬向きですね。
価格も、ペット美容院などに何度も行くことを考えると、かなり節約になるのではないかと思います。

ペットを家族だと考えていると、旅行も一緒に行きたいと思うものです。
ハイキング程度のお出かけであれば、ペットと一緒に行くことも出来ますが、泊まりの旅行となると、犬などのペットがいると
諦めがちでした。
でも最近は、ペットOKの宿が増えつつあって、大事なペットと一緒に旅行にも行けるようになりました。
ただ宿泊できるペットは犬のみ、犬・猫のみ、また犬から小動物までOKと、宿によっていろいろで、宿泊場所も、客室であったり
ケージであったり、またペット用の別館であったりと、まちまちになっています。
また宿泊料金も、無料であったり、大きさによって料金がかかったりと、これも、まちまちになっています。
ペットフードと食器、トイレは持参しなければいけないところが大半のようです。
犬などが泊まるところが別棟になっているところはともかく、それでなくとも、やはり他の宿泊者や観光客の
迷惑にならないように、しつけはちゃんと出来ていないといけないですね。
それがちゃんと出来ていれば、可愛いペットの犬たちと一緒に、いろいろな所に行くことができれば
これほど楽しいことはないでしょう。
ペット同伴OKの宿が、もっと増えてペットと共生できる社会になって欲しいと思います。

ペットに関する雑誌は、以前からたくさん出版されていましたが、ベネッセコーポレーションから
出版されている「いぬのきもち」は、テレビのCMなどで一気にメジャーになりました。
その内容から犬に関するペット雑誌だというのがわかるんですが、ペットを飼っていない人にも、インパクトのあるCMと
雑誌のタイトルだと思います。
この雑誌は、愛犬のしつけ、健康・食事、お手入れ、暮らしの様々な情報に加え、付録もついているのが愛犬家としては
嬉しいところではないでしょうか。
「いぬのきもち」は書店で売られていないので、通販でしか購入できません。
オールカラーで、見やすくなっていて、またインターネットのコミュニティもあったり、獣医に愛犬のことを相談できたり、
また通販で、とっておきのペット用品を手に入れることが出来たりと、いろいろな利用の仕方がある画期的なペット雑誌です。
ベネッセと言えば、初めて赤ちゃんを持つ人のための「ひよこクラブ」や「たまごクラブ」で育児雑誌の先端を行っていた
感じがしますが、今度はその愛犬版というところでしょうか。
犬用の「いぬのきもち」の他に、愛猫家のための「ねこのきもち」というのも出ています。
ペット雑誌が、この「いぬのきもち」で大いに世間に認知された気がします。

ペットブームで、犬を飼う人が多くなってくると、その犬たちが全部、しつけがされているかというと
残念ながら、そうではないと言えます。
ペットの中には、小動物や鳥、爬虫類などのように、しつけが必要のないペットもいますが、犬と猫はきちんと
しつけが出来るペットです。
しつけが出来ていないと、ペットと暮らす人たちが全員、非常識な人のように見られてしまいかねませんので、
やはり基本的なしつけはきちんとしておきたいです。
そうは言っても、犬と接したことのない人には、何をどうしていいのかわからないことも多いでしょう。
そんな時は、プロの手に委ねてみるのも1つの方法かと思います。
そんな犬のしつけを引き受けてくるれるのがドッグトレーナーです。
訓練方法は、家に出張してもらったり、犬のしつけ教室に通ったりという方法があります。
ドッグトレーナーになるのは、専門学校に行って資格を取得するというのが一般的な方法の
ようです。
犬に関する様々な知識を実習などで身につけて、ドッグトレーナーとしてしつけ教室への就職や
独立開業などで自立していきます。
犬好きな人には、とても向いている仕事で、このペットブームでも重宝される職業ですね。

ペットブームでペットを可愛がるのは良いのですが、やはりただ可愛がるだけではペットもかわいそうです。
可愛がるだけで、ペットのしつけもほとんどせず、非常識で迷惑な飼い主にならないように、子犬のうちから
飼い主が出来ることはやっておきたいものですね。
まず犬というのは、一番、しつけができるペットで、子犬のうちにきちんとしつけておくと、飼い主も犬自身も、周りの
人たちも快適に暮らせることにつながります。
まず一番大切なことは、家族の中での優劣をきちんとペット自身にわからせるということです。
それをわからせないと、犬が家の中で一番上だと勘違いしてしまって、わがままな振る舞いをしてしまうことになります。
しつけと言っても、やたらと頭を叩いたりなんていうことは言語道断です。
犬は叩かれても、自分が何で叩かれているのかわかりません。
またトイレトレーニングで粗相をしてしまったときも、鼻を押し付けるというのも効果がないようです。
散歩をするときは、犬が人間を引っ張りながら歩く、ということのないように、犬に常に後ろを歩かせるように
しないといけないようです。
なかなか一朝一夕にいくことはないですが、ペットと人間が快適に共生できるように、飼い主の意識改革が
まずは必要なのかもしれません。

犬は人間にとって、最も古いペットだと言われています。
人類が狩りをして暮らしていた時代は、ペットということの他に、人間の仕事を手伝う動物、また友達と
いう感じだったのかもしれません。
狩りを鉄砲で行うようになってからは、犬はその獲物を食べることなく、人間のところに持ってきてくれる
狩りの相棒として重宝されていたようです。
今の時代も狩猟犬は、狩りをする人にとって、なくてはならない存在です。
日本で一番古いペットは、犬ではなく猫のようです。
時代は平安時代、中国から連れてこられた猫が、高貴な人のペットとして、可愛がられていたようです。
日本でペットとして犬が脚光を浴びたのは、有名な徳川綱吉の時代でしょう。
犬に関する様々な法律まで作ってしまった綱吉は「犬公方」と呼ばれていました。
19世紀頃から、いろいろな犬種が増えていき、狩猟のお供としての役割が大きかった犬も、ペットとしての
地位をだんだんと確立していきました。
現在、犬たちは、ただのペットというよりも、盲導犬や聴導犬、介助犬、また警察犬として働いていたり、
コンパニオンアニマルとして、人々の癒しとなったりして、人間と共に、一緒に生きていく、良き相棒と
認識されつつあるようです。

「犬のようちえん」という名の、犬のしつけ教室があります。
まだ全国的には、数が少ないのですが、ペットブームの中、この教室が果たす役割は大きいように思います。
「犬のようちえん」とは、文字通りペットの子犬が、一週間に1~3回ほど通い、楽しみながら人間といっしょに生きるための
ルールを身につける所です。
犬のしつけ方なんてわからない、という飼い主が、ここに通わすことによって、他の犬たちやトレーナーの人たちと
コミュニケーションをしながら楽しくマナーを身につけられるようになっているようです。
ここに通うことによって、無駄吠えがなくなり、トイレも覚えられ、噛んだりすることもなくなり、散歩も飼い主のペースで
できるようになります。
生後一年以上になったペットの問題行動は、なかなか修正できないので、しつけ教室に通う最適な年齢は
大体、生後3~6ヶ月くらいだということです。
食事は持参しなくてはいけませんが、散歩の仕方も身につけられ、お昼寝もグルーミングもしてくれるとなると、
飼い主もペットも嬉しいですね。
費用は決して安くはないですが、ペットを家族として考えるのなら、普通の子どもが通うように、幼稚園に通わせて
ルールをきちんと身につけたペットに育て上げてみるのも、1つの方法かもしれません。

ブリーダーとは、犬や猫などのペットを繁殖させたり、またペットショーなどにチャンピオンになるような犬を育てる
人のことを言います。
ペットショップにいるペットたちも、もとはブリーダーから来たものです。
ブリーダーになるには、特に資格などは必要がありませんが、ブリーダーになるのに必要ないろいろな知識を学べる
専門学校もあります。
ペットを飼いたいと思ったら、知人に譲ってもらう他に、安く手に入れる方法として、その欲しい犬種を繁殖している
ブリーダーを探して、直接飼うのが一番良いように思います。
でも、その時に良いブリーダーを見つけるようにしなくてはいけません。
ブリーダーが見つかったら、まずは見学できるかどうかを確認したほうが良いでしょう。
見学できない場合は、見学してもらっては困るような犬たちの環境にあるという風に考えることもできますので、
避けたほうが無難のようです。
また仔犬は42日間は母犬の母乳によって抗体を受け継ぐので、42日に満たない仔犬を譲渡してくれるような
ブリーダーも、知識がないと考えられるので、避けておいたほうがいいでしょう。
ペットブームで、ブリーダーの数が増えてきて、質の良くないブリーダーも存在するので、ブリーダーから
直接に譲渡してもらうときには、きちんと良いブリーダーを見分けることが必要です。

ペットも生き物である限り、何らかの病気にかかってしまうことも、何度かあると思います。
自分が飼っているペットがかかりやすい病気をあらかじめ知っておき、ペットがその病気にかかってしまったかも、
と思ったときには、速やかに動物病院に連れて行くことが、長くペットと共に過ごすために必要だと思います。
耳がたれている犬は中耳炎などの耳の病気になりやすい傾向があります。
目やになどがたくさん出ている場合は、目の病気にかかっていることが考えられます。
またノミなどが原因の皮膚病も、犬や猫には多いです。
虫歯なども、案外、犬には多いようです。
ペットの老齢化で、かかる病気の種類も多くなってきましたが、昔から犬の病気で最も恐れられているのは
犬フィラリアではないでしょうか。
犬フィラリアは感染した犬の血を吸った蚊にさされることで感染する病気で、心臓の近くの大静脈に線虫が寄生し、
心臓の働きを弱めてしまいます。
初期にはほとんど症状がないので、わかりにくく、最悪の場合は命を失ってしまう怖い病気です。
最近では、まだ完全に、フィラリアがなくなったわけではありませんが、予防法も確立されてきて、徐々に
減ってきているようです。
ペットに長生きしてもらうためにも、予防が出来る病気は予防しておきたいですね。

ペットたちも命がある生き物である限り、愛犬との別れは必ずやってきます。
その時を、どう迎えるかということを、あらかじめ考えておくことも、ペットロス症候群に陥らないためにも
必要だと思います。
ペットロス症候群というのは、可愛がっていたペットを亡くした飼い主や家族たちが、深い喪失状態に陥ってしまうことです。
ペットロスはひどくなると、鬱状態になったり、食欲不振、不眠などになってしまいます。
犬や猫ばかりではなく、小動物などとの別れも、ペットロスの原因となってしまいます。
そうならないためにも、あらかじめ愛犬を亡くしたときの心の準備をしておき、また後悔しなうように、精一杯の
ことをしてあげたいです。
さて、いざ愛犬が旅立ってしまったら、今はペット霊園が全国にありますので、予算などを考慮して、どこの
ペット霊園にお世話になるか、決めなくてはいけません。
最近のペット霊園は犬や猫だけではなく、小動物も扱ってくれるところも多くなってきました。
たとえ犬といえども、長く一緒に過ごしてきた家族ですので、最後まできちんと見送ってあげたいです。
また追悼なども、写真を整理するなど、自分なりの方法で、可愛いペットとの思い出を大切にしたいですね。

悲しいことですが、ペットたちの中には、捨てられたり、放置されたり虐待されたりして、動物保護のボランティア
団体に保護されてくるペットたちがたくさんいます。
ブリーダーやペットショップで、血統書付きの犬を飼うのも、ペットとの出会いの1つですが、飼い主に捨てられたり
何らかの事情で手放さざるを得なくなった犬たちの里親になってあげるというのも、ペットとの出会いの1つだと
思います。
ペットブームの影で、殺処分になってしまう犬や猫たちも後を絶たないようです。
そんな犬や猫たちを一匹でも救ってあげられれば、いいと思います。
里親になることを考えるのなら、いろいろな団体がありますし、インターネットのサイトでも里親募集もやっています。
犬や猫だけではなく、ウサギやハムスターなどの小動物などのペットの里親募集もあります。
そのサイトや団体が、きちんとしているものかどうかを見極めることも大切ですね。
ペットショップなどで、血統書つきの犬や猫にこだわるのもいいですが、本当に動物好きであるのなら、救える命を
救ってあげたいものです。
それにしても、里親募集のサイトを見てみると、まだ目も開いていないような子犬や子猫を捨てる人が
いるということを思い知って、とても悲しくなります。

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